塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 現場ブログ

艶あり塗料・3分艶塗料の耐候性について福岡市外壁塗装・屋根塗装専門店 福岡ペイント 

2022.02.13 (Sun) 更新

こんにちは!福岡市外壁塗装・屋根塗装専門店 福岡ペイントの和田です!

本日は、艶あり塗料・3分艶の耐候性についてお話していきます。。

 

そもそも耐候性の検査とは? 

一般的に耐候性は「促進耐侯性試験」によって評価されます。

促進耐侯性試験とは、「人工的な環境下で塗膜の劣化を促進し、劣化後の光沢保持率によって塗料本来の耐候性が発揮されているのか」を判断する評価方法になります。

この評価方法では、塗装初期の光沢を光沢保持率100%とし、光沢保持率が80%を下回ると塗料の性能が低下したと判断します。

しかし同じ塗料でも、艶を抑えた「艶調整塗料(5分艶、3分艶、艶消)」の促進耐侯性試験の光沢保持率では評価できません。

 

 

今回は、艶調整塗料の耐候性が光沢保持率では、評価できない理由について詳しく書いていきます。

艶調整塗料の耐候性が光沢保持率では、評価できない理由

艶調整塗料の耐侯性が光沢保持率で評価できない理由は、元々の光沢度が艶有塗料に比べて極めて低く、劣化前後の差がわずかで測定誤差の差となります。

ではなぜ、艶有塗料と艶調整塗料でそのような差が出るのかを「艶あり塗料」「3分艶塗料」の変化を例にご説明致します。

艶有塗料の場合

艶有塗料では、塗装初期の光沢度と光沢保持率80%の光沢度には大きな差があるため、光沢保持率での評価が可能になります。

例えば、初期の光沢度が90%の場合、光沢保持率80%のラインである光沢率72%になるまでは、塗料本来の耐候性が発揮される期間と判断されます。この時、劣化前後の光沢度の差は18%と差が大きい為、光沢保持率で評価ができます。

促進耐侯性試験

3分艶塗料の場合

3分艶塗料は、塗装初期の光沢度がもともと低く塗膜劣化が進行したとしても光沢度が大きく劣化することはありません。そのため、光沢保持率での評価が難しくなります。

例えば、初期の光沢度が20%の場合、光沢保持率80%のラインである光沢度16%になるまでは、塗料本来の耐候性が発揮される期間と判断されます。しかし、劣化前後の光沢度の差はわずか4%と差が小さく、測定誤差範囲程度の差となるため光沢保持率では、正しく評価できません。

促進耐侯性試験

以上のように艶調整塗料の耐侯性は光沢保持率では評価できないため、異なる方法で評価しています。

艶調整塗料の耐候性評価方法

艶調整塗料の耐候性を「促進劣化後の塗膜表面の状況劣化」で評価しており、塗膜表面の「ひび割れ」と「顔料の抜け落ち」など物理的異常の発生の有無を劣化の指標としています。

この物理的異常が確認されるまでの期間を塗料本来の耐候性が発揮される期間を定めています。

まとめ

・艶有り塗料と艶調整塗料の耐候性の検査が違う

・艶あり塗料は、塗装初期の光沢を光沢保持率100%とし、光沢保持率が80%を下回ると塗料の性能が低下したと判断している。

・艶調整塗料は、「促進劣化後の塗膜表面の状況劣化」で評価しており、塗膜表面の「ひび割れ」と「顔料の抜け落ち」など物理的異常の発生の有無を劣化と判断している。

 

 

施工事例はコチラ

工事累計1,000棟以上の施工事例の概算価格を大公開。

お見積りのご依頼は
コチラ

外壁塗装料金は
コチラ

福岡ペイントが選ばれる理由は
コチラ

正しい塗料の選び方は
コチラ

ショールームご来店予約は
コチラ

福岡市南区 城南区 外壁塗装 屋根塗装 福岡ペイント

福岡ペイント野間大池ショールーム
お客様専用ダイヤル:0120-248-228

福岡ペイントフリーダイヤル

外壁塗装ショールーム野間大池店
福岡県福岡市南区大池1丁目23-15
マクドナルド野間大池店向かい
駐車場:3台完備
定休日:火曜日
営業時間10:00~19:00(入店)

コロナ対策!ご予約優先制

コロナウイルス感染拡大防止で、ご予約優先制とさせていただきます。
(注※ご来店時はマスク着用を宜しくお願い致します)

当社では新型コロナウイルス感染症拡大防止、お客様や職人同士での感染拡大防止・ご安心の上施工していただくため、行政の指示のもと対策を行っております。
ショールームにお越しの際は、何とぞ、ご理解、ご了承のほど、よろしくお願い致します。
また、下記に当社の対策詳細を記載しておりますので、ご確認の程、よろしくお願い致します。

ショールーム内での感染拡大防止に関するご対応の詳細

〇スタッフのマスクを着用すること
〇スタッフは毎朝朝礼時に検温を行うこと
〇応接テーブルには、パーテーションを設置し、各テーブルは2m以上距離を保つこと
〇応接テーブルは、1組様ごとに消毒を行い、清潔に保つこと
〇スタッフは定期的に室内の換気を行い、清潔な空間を保つこと
〇スタッフ手指消毒・手洗い・うがいを行うこと
〇お茶やコーヒーなどの飲食物は紙コップを使用すること
〇ドアノブ、ショールーム内の設置物については、常時消毒を行うこと
〇来店が被らないように、ご予約優先制で来店予約を管理すること