タスペーサーってなに？ 福岡市外壁塗装・屋根塗装専門店 福岡ペイント
こんにちは！
福岡市南区外壁塗装専門店福岡ペイントの運天です。
今回はタスペーサーについてのご説明をさせていただきます。
目次
塗装を依頼する際に見積書などで見ることが多いタスペーサー
でも見積書で見ても「何それ？」となる方も多いかもしれません。
なので今回このタスペーサーがどんな物か、どのように使うのかを紹介させて頂きます。
まずタスペーサーがどんな物なのかを実物で紹介します。
この何かの部品のような物がタスペーサーです。
このままだと何に使うのかがわからないと思われますので説明をさせて頂きます。
スレート屋根の塗装を行うさいに必要な作業の「縁切り」、これを行わないと下の画像のように塗料が上から垂れて屋根材の隙間がなくなり水の逃げ場がなくなってしまいます。
逃げ場がなくなるだけではなく、細い隙間ができることで毛細管現象が起きて水を吸い込んでしまいます。
そうなると中の防水シートに水が入り込み劣化し、腐食から雨漏りの原因となります。
それを防ぐために「縁切り」という塗料が垂れて塞がった部分をカッターなどで切り離して、屋根材の間に水が入っても流れ出ていくようにする作業があります。
ですが塗膜には刃が入りにくく、かなり力が必要な作業となり、それに伴う人権費も高くなってしまいます。
それを屋根材と屋根材の間にタスペーサーを差し込むことで、適切な隙間と通気性を確保出来るようになるので「縁切り」が必要ない状態になります。
タスペーサーを差し込むことで屋根材に水が侵入しても吐き出せる隙間が出来上がります。
この作業を1㎡あたり10個おこなっていきます。
これを「タスペーサー工法」といい、タスペーサー工法はスレート屋根の工事を短縮できて費用も抑えることが出来るので多くの施工店で採用されています。
始まりは2001年に職人の『初めから屋根材の間に、つまようじでもさしておけばいい』という発言から発想を受け開発されたそうです。
最初は木製で厚みなどで屋根材を破損させてしまったりの事故もあったそうですが、そこから7年間、耐久性・安全性を追求していき2008年に現在主流となっているポリカーボネート樹脂で出来ているタスペーサー02や03が完成しました。
ポリカーボネット樹脂はプラスチックの中で、強度や安全性を追求した材料です。
まず前提として、タスペーサーはスレート屋根の家に使用されるものなのでスレート屋根以外の家には使用されていません。
他には新築の家の場合も屋根がすでに塗装済みの物で出来上がっていますので縁切りは必要ありません。
なので新築から現在まで塗装をしていない場合はタスペーサーが設置されていません。
そして先ほど説明させていただいた通り、現在のタスペーサーは2008年から出来上がっているので、それ以前に塗装されていてそれ以降に塗装をしていない家も設置がされていないものとなっています。
今回の記事をまとめると
1.タスペーサーを使用することで屋根の水はけがよくなることで防水性が上がり、施工費用も抑えられる。
2.新築や2008年以降に塗装をしていない家にはタスペーサーは設置されていない。
以上の2つになります！
今回の記事で「自分の家の状態が気になる！けど屋根に上がるのは危険だから見ることが出来ない！」という方がおりましたら、無料で建物診断をしておりますのでお気軽に福岡ペイントショールームへ御電話・御来店をよろしくお願いいたします。
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