塗料の試験とは？ 福岡市外壁塗装・屋根塗装専門店 福岡ペイント
こんにちは！
福岡市南区外壁塗装・屋根塗装福岡ペイントの運天です。
世間は夏休みで外で遊ぶ子供が微笑ましいですね！
今回は、塗料の試験についてご説明させていただきます。
昨日の記事の内容を読み返して思いました。
あ…キセノンランプ式とか言ってるけどそれについての説明をしていない…
読んだ皆様は「キセノンランプ式って何？」と思われたでしょう。申し訳ございません。
なので今回は塗料の試験についての説明になります。
まず塗料の試験とはなんなのかですがここで説明するのは期待対応年数を設定する元となる「促進対候性試験」のことです。
期待対応年数というのは塗料の艶持ちなどを比較するためのものとお考え下さい。
この試験の結果から期待対応年数を算出する基準は塗料メーカーによって若干誤差があるため、メーカーが異なる場合にそれぞれの年数同士で比較する方法は正確ではないのです。
「それだとどれがいい塗料なのかの比較は結局できないの？」となるかもしれませんがそんなことはありません。
それを比較しやすくする試験が昨日の記事に書いていた「キセノンランプ式」となっています。
促進対候性試験ですがいくつか種類がありますがその中でも国家規格（JIS規格）のものがキセノンランプです。
国家規格なので同一の条件での試験が可能となっています。なのでキセノンランプ式の促進対候性試験を受けている塗料同士の比較なら試験のクリア時間を確認すれば最も正確に比較できる基準となります。
それではキセノンランプ式の試験の方法を画像で説明させていただきます。
このような機械を使って①と②の方法で試験をして計測しています。
他にも促進対候性試験には種類がありますのでその内容もご説明させていただきます。
【スーパーUV】
光(太陽光を想定)の照射のみで、水(雨水を想定)の噴射は行わないため自然環境からは遠ざかります。
国家規格のキセノンランプよりも強い光で実施する時短試験です。
【暴露試験(宮古島等で実施)】
自然環境のもと実施しますが、近年では温暖化が進行したり、機構が年によって大きく変化するので、塗料毎に比較ができないのが懸念点です。
表の通りこの2つよりも「同一の条件」で「自然環境に近い状態」で行える試験がキセノンランプ式となっています。
塗料の比較の際は役立てていただけると嬉しいです。
今回のご説明は以上となります。
その他塗料に関しての質問・相談などがありましたらお答えいたしますのでお気軽にショールームへ御電話・御来店下さい。
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